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胸で感じる一人時間 ― いわゆる「チクニー」の基本

⏱ 読む時間の目安:約11分

乳首や胸に触れて心地よさを味わう一人時間は、ネットでは「チクニー」と呼ばれています。このページでは、それを「乳首でのセルフプレジャー」と呼び、男性にも女性にも向けて、胸のしくみ、研究で分かっていること、触れ方の手順、気をつけたいことを順番にまとめます。胸への刺激が合うかどうかは人によって大きく違います。感じなくても、それはふつうのことです。

胸のしくみ:乳首・乳輪と神経

胸の先の出っぱりが乳首(乳頭)、そのまわりの色のついた丸い部分が乳輪です。男性にも女性にも、同じ形で備わっています。女性は乳首の下に母乳をつくる組織(乳腺)が大きく育ちますが、男性にも乳首と乳輪、その下の小さな乳腺があります。

乳首と乳輪には、胸の横や前を通る神経の枝が集まっています。遺体の乳房15例(女性12、男性3)を調べた研究では、女性の乳房には2番目から6番目の、あばら骨の間を走る神経(肋間神経)の枝が届いていました。なかでも4番目の神経の枝は、女性12例すべてで乳輪の下の神経の集まりまで届いていました。どの神経がどれだけ加わるかは人によって違い、同じ人の左右でも違っていました(Sarhadi ら, 1996)。左右で感じ方が違う人がいるのも、自然なことです。

寒い時や触れた時に乳首が硬く立つのは、乳輪の皮ふの下にある小さな筋肉が縮むためです。立ったからといって、高まっているとは限りません。

この記事の案内役:だいふくちゃん図では、胸をだいふくに置きかえて描きます乳首(乳頭)まわりの輪(乳輪)胸のふくらみ(乳房)
男性にも乳首と乳輪があり、触れた感覚は脳に届きます。胸のふくらみの大きさや、感じ方は人それぞれです。

研究で分かっていること

アメリカの大学生301人(男性148人・女性153人、主に18〜22歳)に、性的な場面での乳首や胸への刺激について聞いた調査があります(Levin, Meston, 2006)。

乳首・胸への刺激と高まりそう答えた人の割合女性男性刺激で高まった・高まりが強まった81.5%女性51.7%男性高まっている時に、さらに高まった78.2%女性39%男性相手に刺激を頼んだことがある59.1%女性17.1%男性
出典:Levin R, Meston C(2006)。アメリカの大学生301人(女性153人・男性148人、主に18〜22歳)への調査。本人が答えた調査で、誰にでも当てはまるわけではありません。

脳の反応を調べた研究もあります。健康な女性11人(23〜56歳)が自分で乳首に触れた時の脳を、MRIで見ました。すると、胸の感覚を受け持つ場所だけでなく、性器の感覚を受け持つ場所も反応していました(Komisaruk ら, 2011)。研究者は、これが乳首への刺激を性的に心地よいと感じる人がいることの、神経の面での手がかりになると述べています。同じ研究グループは、健康な男性21人でも調べ、男性でも乳首が性器と同じ感覚の場所に対応していると報告しました(Komisaruk ら, 2020)。

これらの研究で分かること:乳首への刺激で高まる人は、女性では多く、男性でも約半数いること。乳首と性器の感覚が、脳の近い場所で受け取られていること。限界:調査は若い大学生への1回きりのアンケートで、パートナーとの場面の答えです。脳の研究は人数が少なく、「脳が反応した」ことは「誰でも同じように感じる」ことを意味しません。

始める前の準備

始める前に、胸全体を手のひらで1〜2分なでておきます。いきなり乳首に触れず、まわりから近づくのが基本です。

触れ方の基本:5つの型

強さは3段階で考えます。「軽い」は皮ふの表面をすべる程度、「中くらい」は皮ふごと少し動く程度、「しっかり」は指が少し沈む程度です。どの型も「軽い」と、ゆっくりの速さから始め、1つの型は少なくとも1〜2分続けてから良し悪しを決めます。数秒で切り替えると、体が反応する前に終わってしまいます。

片方の胸だけでなく、左右で同じ型を試して比べてみてください。両手で左右を同時に、または交互に触れる形もあります。どの型でも、痛い、ひりひりする、何も感じなくなってきた時は、強さを一段下げるか、乳輪のまわりや手のひらで包む型に戻ります。

胸の触れ方6つピンクの矢印が指の動き。弱い力から乳輪のまわりに円輪のふちをなぞる1周2〜3秒指の腹でなでる先を上下に表面をすべらせるトン軽くたたく指の腹でトントンリズムを一定に2本の指ではさむつままずに添える痛くない力で手のひらで包む胸全体をやさしく包んで小さく回す服の上から布1枚をはさむ直接が強い人に
時間や強さは目安です。ひりひり・痛みが出たら、その日はやめましょう。強くつまむ・長く締めつける方法は避けてください。

男性と女性で違うところ

男性の場合

女性の場合

性器への刺激と組み合わせる

胸への刺激だけで高まりきる人もいれば、性器への刺激と一緒の時に心地よさが増すという人もいます。組み合わせる時の手順の一例です。

性器への触れ方は、男性は男性編の第7章、女性は女性編の第7章にまとめています。

経験者のあいだでよく語られる工夫

ここからは研究ではなく、日本語と英語の体験記事やガイドで、いくつもの書き手が共通して挙げていた工夫です。合うかどうかは、試して確かめてください。

体験記事の中には、強くひねる、引っぱる、洗濯ばさみなどで挟み続ける、爪を立てる、布団に押しつけてこする、といった方法も見かけます。傷やただれのもとになるので、この道では避けましょう。

気をつけたいこと・受診の目安

修行のお題 次の一人時間で、服の上から「乳輪のまわりに円をえがく」を2分、次に直接、ローションをつけて同じ型を2分試してみましょう。左右それぞれで、「心地よい・ふつう・合わない」の3段階でメモを1行残してくださいね。

痛み、傷、ただれ、出血が出たら、その場でやめてください。乳首からの血の混じった分泌物、しこり、治りにくい湿疹、形の変化に気づいたら、刺激で様子を見ずに医療機関で相談しましょう。妊娠中の人は、主治医の判断を優先してください。

参考にした資料

📜 オナニー道の心得📓 記録アプリ「修行帳」